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コラム / 販売促進

売上をより伸ばすにはどうすればよいのか悩んでいる方は多いはずです。お客様の心理をつかみ、お店のファンとして獲得するためにはどのようなことを行えばよいのか、様々なアイデアを発信しております。

電子レシートのメリットとは?活用方法を紹介

電子レシートを読み込んでいる画像

電子レシートを導入すると、紙のレシートと比べてコストや手間を削減できます。また、小売業などの店舗にとってのメリットだけでなく、消費者にとってもプラスとなる要素があるといえます。

レシートが単にペーパーレス化されるだけでなく、非接触でやりとりが行えたり、商品の購入後も継続的にコミュニケーションが取れたりするのが特徴です。

今回は、電子レシートが備えているメリットや活用方法を紹介します。

事業者側から見た電子レシートのメリット

メリットの画像

電子レシートとは、紙で発行していたレシートを電子データ化したものを指します。消費者はレジでバーコードやQRコード®を読み取ることで、電子レシートを受け取ることができ、電子化されたデータはスマホやPCなどの端末で閲覧することが可能です。

電子レシートには多くのメリットがあるため、まずは事業者側が得られるメリットを解説します。

電子レシートを導入するメリット

事業者が電子レシートを取り入れる主なメリットとして、以下の点があげられます。

  • 紙のレシートを発行するコストを削減できる
  • 印紙税を負担する必要がなくなる
  • 電子レシートは劣化せず、紛失する心配もないため、記載されている情報が信頼でき、返品対応を行いやすい(拾ったレシートを不正に利用し返品・返金を求めてくる場合の防止にもなる)
  • 非接触での対応が可能
  • 紙のレシートよりも多くの情報を記載できるため、これまで表現できなかった情報を表示できる。インタラクティブなメディアとして活用できる
  • 消費者の購買履歴などを細かく把握することで、ターゲットを絞り込んでキャンペーンやセールを実施できる
  • 商品を販売した後も、消費者と継続的にコミュニケーションが取れる など

電子レシートは情報をデジタルでやりとりするため、紙のレシートを発行するコストが抑えられます。具体的には、レシートロールの購入費用やレシートプリンターのメンテナンス費用、不要となったレシートの廃棄費用、レシートの保管費用などがあげられます。

また、紙を使用しない電子レシートの場合、印紙税がかからないのも特長です。顧客が多ければその分、発行するレシートの数も多くなり、電子レシートを導入する効果は大きくなるといえるでしょう。

電子レシートなら劣化しないうえに紛失する心配もないため、消費者からの返品対応などにも応じやすくなります。レジでバーコードやQRコード🄬を読み取ってもらうだけなので、非接触でスムーズなやりとりが行えるでしょう。

そして、電子データであれば消費者の購買履歴などを細かく把握でき、自社のターゲットに沿ったアプローチが行えます。紙のレシートよりも多くの情報が記載できるため、アプリを通じてキャンペーンやセール情報なども周知できます。

さらに、商品を販売した後も消費者と継続的なコミュニケーションを取ることが可能で、リレーションの構築やアフターフォローなどを通じて顧客ロイヤルティを高めやすくなります。「One to Oneマーケティング」にも向いているため、きめ細かやかに対応できるでしょう。

消費者側から見た電子レシートのメリット

小売業とアプリの画像

電子レシートを導入することは、事業者だけでなく消費者にとってもメリットがあります。消費者側から見たときのメリットを紹介します。

電子レシートを導入するメリット

電子レシートを導入することで消費者が得られる主なメリットとしては、次の点があげられます。

  • 非接触でレシート情報を受け取ることができる
  • 家計管理アプリなど、さまざまなサービスと連携できる
  • 電子レシートなら劣化せず、紛失する心配がなく、検索もできるようになるため返品などの時にも簡単に見つけ出すことができる
  • 見たいときにいつでも手軽にレシートの内容を確認できる
  • レシートを捨てる必要も、保管する必要もない
  • 専用アプリを通じて、キャンペーンやセール情報などをいち早く知ることができる
  • キャッシュレスからお財布レスの時代となり、スマホだけで買い物が完結する

新型コロナウイルス感染症の懸念から、消費者の購買行動に変化が見られるようになりました。電子レシートなら非接触で受け取れるため、消費者は安心して買い物を楽しめます。

電子レシートであれば劣化することがなく、紛失する心配もないため管理がしやすいのも特長です。専用アプリでレシート情報をいつでも検索・確認でき、返品をするときもスムーズだといえます。

また、電子レシートによって紙のレシートを捨てたり保管したりする必要がなく、家計管理を簡単に行えます。他にも消費者の使い方次第では「さまざまなサービスと連携できる」「キャンペーンやセール情報などをタイムリーに把握可能なため、お得に買い物ができる」といった点もメリットとしてあげられます。

スマホがあればキャッシュレス決済が行えるだけでなく、お財布を持ち歩かなくてよいため、買い物をより気軽に行いやすくなるでしょう。

電子レシートを上手に活用する方法

スマホでQR決済する画像

電子レシートのメリットを踏まえたうえで、効果的に運用するには、活用方法を押さえておく必要があります。ここでは、電子レシートを上手に活用するポイントを見ていきましょう。

キャンペーンやセール情報を配信して販売促進につなげる

電子レシートの特長の1つに、紙のレシートよりも多くの情報が記載できるという点があげられます。紙面の制約を受けないため、レシート情報を知らせるだけでなく、各種キャンペーンやセールの情報を知らせたり、クーポンの配信につなげたりできます。

単に情報量が多いだけでなく、多彩な表現が可能であり、Webサービスとの連携もシームレスです。既存顧客のリピーター化や新規顧客の取り込みに役立てられるでしょう。

また、消費者の購買履歴などのデータを細かく分析することで、「One to Oneマーケティング」を実施しやすくなり、一人ひとりの消費者に合ったアプローチを行えます。収集したデータをもとに継続した取り組みを行うことで、販売促進につなげましょう。

消費者とのコミュニケーション・ツールとして活用する

電子レシートのサービスには単に購入した情報を伝えるだけでなく、消費者とコミュニケーションを取るための機能が用意されているものもあります。店舗や商品などに対する消費者からの評価をダイレクトに受け取れば、サービスの質を改善していくことにつなげられます。

良い評価が集まれば、評価そのものが店舗のアピールポイントとなり、集客に結びつけられるはずです。また、電子レシートに自社のECサイトなどのURLを記載しておけば、うまく誘導するきっかけとなるでしょう。

店舗での販売だけでなく、ECサイトでの集客も連動させることで、顧客獲得につなげていくことも大事です。

まとめ

電子レシートを導入することはコスト面での削減効果が期待できるだけでなく、消費者と円滑なコミュニケーションを取る方法としても活用できます。購買履歴などのデータを細かく分析していくことで、どのようなニーズがあるのかを丁寧にチェックしてみましょう。

事業者と消費者の双方に大きなメリットがあるため、電子レシートを積極的に活用して顧客のリピーター化や新規顧客の獲得につなげてみてください。